[フェレットアイコン]とら&びゃっこの副腎腫瘍疑惑

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はじめに免疫力強化期間リュープロン注射手術番外編・タイム&ミントの場合

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びゃっこの場合

副腎摘出:
(これまでの経過はリュープロン注射へ)

2003年に入って膀胱炎&しっこ詰り事件を起こして以来、びゃっこのしっこ膿の状態は芳しくなかった。原因は副腎ホルモンによるダメージで前立腺の細胞が傷んで尿中にはがれちてくるというものらしかった。リュープロンによる回復を待っていられなくなったので、副腎摘出手術に踏み切ることにした。

びゃっこの手術:

2003年5月23日、びゃっこの副腎摘出手術をした。左をとった。1.5cmもあった(通常は米粒大)。最初びゃっこの副腎は脂肪に埋もれていてちょっとしか見えず、先生は「あれ?小さい?」と思ったそうだ。で、脂肪をめくってみたら大きかったと…。手術経過のデジカメ写真を見せてもらったのだが、ラードのような脂肪でした…。
とった副腎は白くてぷにぷにしていて、悪性じゃなさそうだった。(病理結果も白)。右副腎は目視では異常なしだそうだ。
前立腺のほうも膿胞がデカければ切る予定だったが、さほどでもなかったので切らないほうがよいということでそのままに。さらに3日入院して膀胱洗浄をしっかりしてもらってから退院した。

経過観察:

びゃっこの場合、全身状態はリュープロンですでに改善しているので、気にするのは膿尿のほうだけだ。実はこれはなかなか治まっていない(11月現在)。毛の状態も若者きゅうのようにつやつや・ふさふさとはいかないし、乳首もちょっと腫れ気味。まだ快癒とはいかないけど、とりあえず元気だ。

【現在のお食事と薬】

ふたたび注射:

手術後半年でびゃっこの被毛の状態は徐々に悪くなっていった。元気や食欲などはかわらないのだが、首まわりの毛が薄くなってきている。尻のほうの毛はなんともないが、乳首が相変わらず目立つ。特に気になるのは首まわりがたぷたぷになってきたこと。ちょっとヤバいかも。
そこで、12月16日に久しぶりに遠いほうの病院へいって診てもらった。触診・聴診などで、特に悪いところはみあたらず、左を取ったことで右の副腎が頑張り過ぎてるのかも、ということで再びリューブロン注射をしてみることにした。前に打っていたのの1/3の量で1ヶ月に1回試してみる。

【現在のお食事と薬】

1月16日、再開2度目の注射にいってきた。背中のハゲが進行して副腎真っ只中のようなありさまになってしまっていた。でも、臀部はそれほどでもない。
前回の接種はびゃっこには適正量ではなかったかも、ということで、今回は通常の治療に使う量の一番少ないケースくらい(と説明されたけど、具体的な量は不明)を打ってみることにした。
今度は注射後1週間で短い毛がじょりじょり生えはじめた。少し効いてきたのかも。しっこ後の汚れのねっとり度も少し落ちた気がする。このまま効いてくれるといいのだが。
相変わらずびゃっこは無駄に元気で、ほとんど朝晩、きゅうとちちくりバトルをしている。二人で遊んでてくれると楽でいいのだが…、年なんだからあまり頑張り過ぎないで欲しい。びゃっこ、1月29日で満六歳。

2月16日、再開3度目の注射。ハゲの進行は止まり、しっこの状態もよくなってきた。
3月19日、再開4度目の注射、状況変らず。
4月20日、再開5度目の注射、状況変らず。今回は効いてないのか?お腹がはっている疑惑があったのでエコーで確認したが、腹水ではなかった。

5月21日、再開6度目の注射、この時は母に代理でつれていってもらった。触診で触るものがあったのでレントゲンで確認したら右副腎があずき大に腫れていたとのこと。1ヶ月で急成長?
もう6歳だし、右は摘出しにくい位置にあるので、手術は勧められず、副腎が縮んだり現状維持したりした実績があるというサプリを試してみることになった。結構量が多い。FERRETONE溶きにするとびゃっこはきれいになめてくれる。

びゃっこ自身は快食快便で、元気だ。副腎がこれ以上腫れて他の臓器を圧迫するとまずいことになるかもしれない。現状維持してほしい…。

6月21日、再開7度目の注射、状況変らず。
7月16日、再開8度目の注射、状況変らず。

7月26日、右後ろ足を引きずりはじめる。翌27日、レントゲンを撮ってもらう。股関節に怪しい影あり。さしあたって、抗生剤と消炎剤を処方される。軽くひねったなどの痛みであったらこれでおさまるはずである。
8月5日、足の状態はよくも悪くもならず、再度レントゲンを撮って見る。怪しい影は、血行不良による骨頭の壊死と診断された。
右の副腎がスーパーボール大まで大きくなっている。これがいろいろ圧迫して右側の血行が悪くなっているのだろうとのこと。この病院での経験では、大きくなってしまった右副腎は開腹しても表面に血管が走ってたりして取り除くことは困難だそうだ。このまま消炎剤で腫れを押さえて少量の抗生剤で感染症予防していく作戦でいこうということになった。
8月10日、排尿時に白い膿が出るようになり通院、膀胱炎再発か。消炎剤を中止し、抗生剤の種類を替えた。
びゃっこは足を引きずり出してから食べる量が減っている。体重も減少している。やっぱりキツいのか?8月16日時点で1kgを割ってしまった。

血流障害:New!

びゃっこのでかくなりすぎた右副腎はその側を通っている血管を圧迫し、血流障害を起こしていた。その影響で、腎臓の血流が減って血液濾過機能が働かなくなり、尿毒症を起こしてしまった。
点滴を繰り返したが、尿量が増えず、8月25日に亡くなった。
最期の経過は次のとおり

死後、びゃっこの内臓を見せてもらった。
左の図は本来の内臓の配置(腹側から見た図、副腎より腹側に肝臓があるがそれは省略)。右副腎は太い血管にへばりつくようにある。
右の図はびゃっこの内臓の状態。右副腎が腫れて血管を回り込んでピンポン球大にふくれあがっていた。

[通常の内臓][びゃっこの内臓]
この膨れた右副腎が血管を背中側から圧迫して、血流障害を起こしていたのだろうとのことだった。血管は平たくつぶれていたそうだ。開腹前は、腎臓やほかの臓器にもダメージがきていると予想していたのだが、意外とほかの臓器は見た目には異常なかった。腎臓もしっかりした形をしていたし、肝臓もきれいだった。
腎臓は血液を濾過する働きをするのだが、それにはある程度の血流が必要だ。心臓疾患などで血流が悪くなると、腎臓は血流をあげようとして血管を収縮させる指令を出す。管が細くなれば水の勢いが増すというわけだ。そうやって腎臓ががんばり過ぎてある限界を越えると壊れてくるそうだ。びゃっこの場合、見たところは腎臓はまだ壊れるところまでいっておらず、血流が弱くて濾過機能が働けなくなり、しっこがつくれなかったということのようだ。心臓は全然問題なかった。

ちなみに、難しいといういわれている右副腎切除をしたい場合は、びゃっこのように血管を巻き込む前に、臓器を凍らせて取る手術のできる設備のある病院でやったほうがいいらしい。私のいっているところはその設備はなく、それでも飼い主の希望で大きくなったものを取った例では予後は悪かったそうだ。
最期は苦しい思いをさせてしまったが、びゃっこはよく頑張ったと思う。私自身もしてやれることはやってやれたと思っている。

終わりに、副腎や腎臓について、いろいろな治療例について、食べなくなった時の栄養の取らせ方について、その他いろいろ情報提供してくださった皆様、ありがとうございました。おかげでさまでびゃっこは3歳から6歳半までその鼬生の半分以上を一病息災で楽しく過ごすことができました。


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Jan. 2, 2003
Last Modified: Aug. 27, 2004

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