巨大恐竜展 2024

展示/イベント

パシフィコ横浜で開催されている巨大恐竜展に行ってきた。2024/7/19

目玉はパタゴティタンだけ。
なのであまり期待しないでいったが、冒頭は「巨大」をキーワードにいろいろな動物の展示があって楽しめた。こんなにデカかったのかーとか。

入口にはスペイン産・後期ジュラ紀のトゥリアサウルス。後ろ半分が絵という画期的な復元スタイル。

マンモス、恐竜並みにでかい。
ホッキョクグマって、現生で最大の肉食動物だと思っていたのだけど、パラケラテリウムの頭骨と比べるとちいせぇ!パラケラテリウム(新生代 古第三紀)は植物食だけどね。

そしてクジラの頭がこれまたでかい。実際には5頭身くらいらしいのだが、幅もあるので二頭身くらいに見える。
魚竜のショニサウルスの頭もこれまたでかい。鯨並の大きさの生き物だったのかな。
アンモナイトも巨大なやつがいた。そして巨大トンボのメガネウラ。すごい羽音がしそうだ。実際どうだったんだろうか。
なぜかここのケツァルコアトルスは小さい。上に吊ってあったプテラノドンより小さい! ってびっくりしたのだが、なんとこの標本、二分の一サイズなんだそうだ、イマココでそんなことするなよー。

ガストルニスだけやたら頭が大きかったようだ。それにくらべて、モア、頭小さい!足はあんなに太いのに。

トリケラトプスも結構大きい。右半身復元模型、左半身は内臓(?)模型になっているやつがあった。たしか、上野の科学博物館のマッコウクジラの展示がこのタイプだったかも。
スピノサウルスロボットは泳いでいる姿になっている。ガオガオうごくのは頭周りだけ。お台場にいたやつと同じもののようだ(オダイバ恐竜博覧会2024は未見)。

目玉のパタゴティタン。
まあ、すでに、過去にマメンチサウルスとかセイスモサウルスとか見ているので、大きさには驚かない。それより展示の工夫のほうが気になる。タッチパネルを使ったインタラクティブなアニメーション解説はお子様に大人気で近づけなかった。さわっていい頭骨レプリカを触ってみた。歯がでかい。わたくしが過去にゴビで拾った竜脚類の歯はもっと細かった。ええと、ティタノサウルスじゃないから? 幼体だから? ちょっと気になる。

その他の竜脚類の展示。
エオラプトルは獣脚類だと思っていたら、実は竜脚形類ですってことになってたらしい。
アンテトニトルスも原始的な竜脚類だそうだ。
エウロパサウルスは島嶼化で小さくなった竜脚類、小さくなったといっても6mくらいはあるようだ。

恐竜ロボットの周りにはお子様が集っていて、近づけない。

パタゴティタンの歯を触ってからは、竜脚類の歯が気になって、頭を中心に撮ってみた。ディプロドクスの歯も結構太いし、アマルガサウルスは出っ歯だし、カマラサウルスはまた釘状とは違った歯である。

仕切りの向こうに入口のトゥリアサウルスとマンモスが見えた。こうしてみると大きさをさらに実感するな。

もちろん、絶対外せないティラノサウルスもいる。頭だけ。
そして、「ティラノサウルスへ連なる恐竜の歴史」的に、いろいろな獣脚類もいる。

ちょっと目新しいのがカルカノドントサウルス科のコンカベナートル(スペイン産)とティラノティタン(アルゼンチン)。どちらも前期白亜紀。ティラノティタンのほうはパタゴティタンと同じ層から出ているそうだ。

その他の恐竜たち。

モザイケラトプスはプシッタコサウルスよりちょっと進化したやつだそうだ。で、なぜか亀の卵と一緒に出ている。
テチスハドロスは島嶼化で小さめになったハドロサウルス。
チンタオサウルスは頭、骨格だけみると角っぽい。でも角じゃなくてとさかの一部だということで、復元図はとさかっぽい表現になっている。

触っていい展示には「やさしくふれてください」と書いてあるところがいい感じ。

ブラキロフォサウルスは、今、福井恐竜博物館に実物が展示されているやつのレプリカ。実物は寝ているので、立った姿勢は初めて見た。

出口でもうう一度トゥリアサウルスを拝んでお別れ。
このあと、ショップでいろいろ買い込んだ。

みなとみらい、外は暑かった。