モンゴルの恐竜学者リンチェン・バルスボルド博士が2025年8月25日に逝去されました。
ねこまたぎがモンゴルに恐竜発掘に行くことができるようになったのは博士のおかげです。2026年で発掘30周年、その記念にアルバム贈呈しようか、などと思っていたのですが間に合いませんでした。お世話になった日々を写真で追悼したいと思います。
博士の業績については、Wikipediaなどに記載があるのでそちらを参照してください。

1996年にモンゴルの文化や歴史を学ぶツアーが開催されました。6班くらいでた大規模なツアーです。その時、バルスボルト博士は古生物学分野の中心人物として、日本人旅行者による発掘を受け入れ、指導してくださいました。
写真は発掘地での初日のレクチャーです。このときの記事は当サイト「モンゴルで恐竜発掘だい!」参照
最初のツアーのあとの秋に、モンゴルの恐竜展開催中の群馬県中里村(現在は神流町)に博士が来訪、講演がありました。
その機会に、中里村で夏のツアーの大同窓会が実施され、その席で博士に「また発掘行きたい」といったら、「ウランバートルまでくれば連れてくよ」と…。


ということで、1997年に仲間を募ってウランバートルへ。南ゴビのツグリギンシレに連れて行っていただきました。
写真は、博士がプロトケラトプスを掘っているところです。このときの記事は「南ゴビ恐竜発掘ツアー」参照


バルスボルド博士は、若者の発掘参加を大変喜んでいました。古生物好きを増やしたい、現場を体験してもらいたい、ゆくゆくは研究者に育ってほしい、そんな思いを抱いておられました。
年齢関係なく、ねこまたぎもいろいろ教えていただきました。





2006年は発掘にはいらっしゃらなくて、ウランバートルでの最終日さよならパーティーでお目にかかりました。
このあと数年、博士は発掘地には同行しなかったと思います(写真・メモ記載がなかった…)。恐竜研究者としては小林快次先生が同行、指導いただいてました。

2015年、久しぶり博士も発掘地同行。このときは韓国チームも一緒で、ホンギル・ツァフ周辺へ。(発掘記作っていない…)
写真は左からモンゴルのツォクトバートル博士、小林快次先生、バルスボルド博士、韓国の李隆濫(イ・ユンナム)先生。オールスターだ!




2019年、ブルハントに向かっているところ。助手席にバルスボルド博士、運転手は博士の息子のリグデンさん。この親子、なんだかとてもよくしゃべっていました。父と息子でこんなにしゃべるんだー、仲いいなぁ。
写真の、立っている水色シャツ姿がバルスボルド博士。掘り出そうとする化石をみんなで囲んでいるところです。
2019年、Covid-19前のツアーです。博士と一緒に発掘地に行ったのはこれが最後となってしまいました。


博士が健康上の問題を抱えているというのは伝え聞いていました。
2025年の発掘ツアーの帰途のMiatモンゴル航空機内誌になんと博士のインタビュー記事が載っていました!
バルスボルド博士、モンゴルという豊かなフィールドに研究者・素人を問わず恐竜好きを迎え入れていただき、ありがとうございました。私は研究者ではないですが、恐竜化石発掘という体験を通じて、仲間が広がり、視野も広がり、人生が豊かになったと感謝しています。

