キャンプ地近くのフィールド | ||
問題その2:発掘現場がメインキャンプから遠い 今年も小林快次先生が同行、発掘の指導をしてくれる。 シン・ホダク・オスにゲルをたててキャンプ地を構えたものの、小林先生が目星をつけていた発掘地はそこから車で悪路を30分ほど行ったところ。遠い。ガソリンが不足するし時間がもったいないので昼に戻ってくるわけにいかない。 ということで、1日目は二手に分かれた。小林先生と一緒に車で目星をつけた場所に向かう人たちと、キャンプ地まわりで化石を探す人たち。ねこまたぎは後者。この場所が初めての人たち3人と一緒に、3年前にminew氏がGPSに記録した地点を目安にうろうろ化石を探すのだ。 | ||
朝ご飯はいつもおかゆと揚げパン。モンゴルでは普通は粥といったらミルク粥らしのだが、日本人には何も味をつけないで出してくれる。そして我々はふりかけやらお茶漬け海苔やらをいれて食べるのだった。 キャンプ地にはどこからともなくやってきた犬が2匹いた。とてもひとなつこくて行儀のいい犬だ。 | ||
minew氏記録ポイント南端あたりで同行者が拾った化石のかけら。恐竜の指の骨とかはっきりわかりやつもある。ねこまたぎはろくなものみつけられなかった。目がいいなぁ。 | ||
お昼頃、大きなトラックが通りかかった。ここの道を1日1往復するようだ。 | ||
夕食は8時頃、発掘現場へいったみんなが帰ってきてから。 |
発掘現場2日目 | ||
問題その3:発掘現場まで悪路 メインキャンプ地から発掘現場まで、車でがーっといけばなんてことは無いのだが、途中、枯れ川をさかのぼる部分があり、砂地がゆるくてタイヤがスタックしてしまう。そうすると、数人で車を押し出さなければならない。今回使っているワンボックカーは2台とも2輪駆動なのだ。 今回のドライバーは昨年も参加していた運転が慎重なにーちゃんと、悪路が得意なおいちゃん。 押し出す作業も大変だが車が傷むらしい。ドライバーが車を出すのを嫌がっていた。 | ||
この日は全員発掘現場へ。今日のドライバーはにーちゃんのほう。枯れ川でさっそくスタック。この先は無理ということで、スタック押し要員を乗せ、車を交換しに戻って行った。 | ||
現場到着。うぉー、結構大きな肋骨が出ている。足の骨もある。 | ||
おいちゃんの車とともにみんなも到着して作業にかかる。 途中、なんだか地元の人が4輪駆動車3台で見物にやってきた。このあたりに出る鉱物を採取している人たちだそうだ。 | ||
お昼ご飯は炎天下で。 日陰は車の影しかない。日中の日向は40℃近く上がっていたのでちょっとつらい。風があるので日陰は35℃だが結構涼しく感じる。 | ||
日にちもないので、見えている化石だけをジャケットして持って行くことに。化石のまわりを掘り進める。まわりを掘って行くと新たに化石が出てきたりして、迂闊にがんがん掘れない。 | ||
キャンプに戻る時、おいちゃんはスタックから逃げるように車を飛ばす。 翌日はジャケットする予定.往復の時間がもったいないので、現場にテントを張って4名ほど泊まることにした。ねこまたぎもテント組に加わることにした。 |
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問題その4:ミネラルウォーターが足りない 現地ではミネラルウォーターの500mlのペットボトルが配られるのだが、それが足りなくなってきた。予算も限られているということでぎりぎりしか用意してなかったのだ。そのぎりぎりの基準が日本人とモンゴル人では違うらしい。日本人は1日2リットル=4本必要というのに、2本で計算してたようだ。 近くに井戸があるので、料理やお茶に使う水にはあまり困らないわけだが、「水が足りない」とわかった時点で日本人大騒ぎになる。ついでにビールも足りないっていうので拍車がかかったらしい。 お茶飲めばいいじゃん、って思っていたねこまたぎはあまり心配しなかったのだが。まあ、そうすると今度はお湯をわかす燃料の問題も出てくるかも知れない。現場には湯冷ましよりボトルの水を持ってった方が安心だし。 「街で買ってくる」と簡単には言えない場所である。早くて往復6時間だから丸一日かかるわけだ。それでも無理して翌日にーちゃんが買い出しにいったようだが…。 |