往路

羊の群れ

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ウランバートルへ

久しぶりの国際線である。成田空港へ行く途中の、千葉の、日本的田園風景が好きである。日本にいるとなんてことない風景なのだが、外国から帰ってくるといつも植物の繁殖力と美田の手入れ力はすげぇと思う。ので、毎回、記念に撮影しているのだった。

今回はトレッキングシューズをスーツケースにいれてサンダルで行くことにした。空港のセキュリティチェックで「くるぶしの隠れる靴は脱ぐ」ということになっているのである。まことに面倒である。シューズはかさばるので、ただでさえ入り切るか切らないかの荷物、パッキングには苦慮することとなった。
パッキングの苦労はあったが、サンダルにしてみると、これが誠に快適である。つま先がスースーなので蒸れないし、靴下を履いているとべとつかない。機内で楽ちんだ。次もこうしようそうしよう。

Miatモンゴル航空は、以前は第1ターミナルだったのだが、今回は第2ターミナル。初めてなのでいろいろもたついた。
ポケットチェンジで家に溜まっていた諸国の硬貨を処分しようと思って下調べしてきたのだが、設置場所の「北口」というのが見つからない。うろうろした挙げ句、保安検査前に処分するのは諦めた。
第1ターミナルでは待ち合わせ場所の近くにタリーズがあって便利だったのだが、第2ターミナルの集合場所はそういう感じじゃない。集合前に軽食をとるには、駅をでてすぐのドトールかなと入ってみた。他のお客さんが大量に食事注文していたらしく、時間がかかるというのでレタスドックを諦めてケーキにした。朝ごはんがミルクレープ。糖質を抑えなくてはいけない身なのだが、この先も炭水化物過多の食生活が続く(^^;

で、無事ツアーメンバーと合流し、無事保安検査を通過し、出国検査は顔認識でサクッと終わり、ポケットチェンジの機械を探す。検索したらゲートの手前にあるとのことだったが、通り過ぎてしまったようだ。いきつ戻りつして、やっと機械のところにたどり着いた。コインをじゃらじゃらいれて、チャージできないコインは寄付して、すっきり。

搭乗待ちのエリアは、椅子多め、電源とれるところ多め。通路にも窓の外が見えるように椅子が設置されている。カフェっぽい、ちょっとおしゃれな感じになっていた。
Miatの搭乗口はターミナルの端っこのほうで売店がない。が、飲み物やお菓子の自販機があった。

成田上空が混んでいるとかで、飛行機は搭乗時間が少し遅れ、離陸したのは予定の時間の1時間後くらいだった。

飛行機は左右3列の小型機。座席背面に謎のフックがついていたのだが、これ、スマホやタブレットのホルダーだった! 機内専用WiFi(インターネット接続無し)があってつながるのだが、機内エンターテイメントの接続先がどこにも書いてない。謎過ぎて諦めた。
機内でUSB充電できた。助かった。

機内食は「ビーフ」か「チキン」だった。チキンにしてみた。和風だった。ちなみに「ビーフ」には米ではなくパスタが入っていた。食後は「Tea」といったら緑茶のティーバッグがきた。紅茶がくるものと思い込んでいた。緑茶もそれはそれでおいしかったけど。

現地時間で19時半くらいに新チンギスハーン空港に到着。スマホは海外ローミングONにすると自動的に現地時間になるので便利だ。到着時の気温は26℃くらい。

到着ロビーに出たが、知った顔のお迎えが見当たらず、みんなでしばらくぼーっと待っていた。おかしいと思って迎えを探しにいったら”Gobi Support”という紙を掲げた知らない人がいた。お迎えだった。待たせてごめんなさい。

新しい空港は、以前の空港より30分くらい遠くにある。以前来た時(2019年)にはまだ建設中だった。
新しい空港からウランバートル市内に向かう自動車専用道路が整備されていた。沿道にはなにもない、多分。暗いのでよくわからなかった。以前の空港から市内に向かう道は、年々、店ができたり住宅ができていたりしたから、新しい空港道路沿いもそうなるのだろうか。ちょっとバイパスっぽい作りだから沿道の賑わいは無しのままだろうか。

市内は結構渋滞していて、ホテルに着くまで時間がかかった。以前、自然史博物館があったところはチンギスハーン国立博物館に変わっていた。

ホテルに着いたのは22時近くだった。ホテルのロビーではイデルさんが待っていて、部屋や翌日の案内をしてくれた。
関空組は真夜中に到着のはず。明日の朝に合流だ。

ドリームホテルは外見は変わっていなかったが、内装が更新されて小綺麗になっていた。部屋のコンセントが、いろいろな端子がマルチに挿せるやつになっていて超便利! 変換プラグいらなかった。
しかし、浴槽がないのに「沐浴液」とは? ボディーシャンプーのことをそういうのだろうか? Foam Bathって泡風呂ってことだよね?(あとで調べたらやっぱボディーシャンプだったようだ。自動翻訳によると”シャワージェル”だそうだ。Foam Bathっていう記載がそもそも…)

もうレストランに食事にいく時間ではなかったので、近くのコンビニでカップ麺やらドリンクヨーグルトやらを買って、高橋さんの部屋で集って食した。水道の水がちょっと茶色かったけど沸かしたから大丈夫ということで。…翌日、腹具合の悪い人もいなかったみたいだし…。

サインシャンドへ

朝7時出発、朝食は6時半から、と聞いていたので5時半に起きて出発できる準備をしてから朝ごはんへ。
食堂で岡山理科大の 石垣先生にお会いした。岡山理科大のチームはすでに バインシレに入っているそうだ。我々が行く ブルハントの近くだ。

出発時間の7時になっても関空組3人が降りてこない。モンゴルスタッフのドライバーはもう全員揃っている。
ゆうべ聞いた部屋番号にいって声掛けしてみたが反応がない。はて。
ツォクトバートルさんがいらして、高橋さんと話をしていた。彼は今、古生物学地学研究所のトップを勤めている方だ。我々には同行しないが、石垣先生や我々に会いに来てくれたのだった。

そうこうしているうちに、「ドアが壊れた」といって学生さんが降りてきた。関空組の一人だ。なんでも到着時にイデルさんはおらず、朝の出発時間も聞いていなかったとのことだ。そして部屋も我々が到着したときに聞いたルームナンバーと違うところに泊まっていた! 成田組のお仲間が慌ててみんなを起こしに行った

なんだかんだで出発は1時間くらい遅れて8時ちょっと前になってしまった。
車は3台、ランクルとデリカと、空港にお迎えにきてくれたヒュンダイのスタレックス。朝は曇っていて涼しい。24℃くらい。私はスタレックスの助手席に乗せてもらった。

ドライバーさんが音楽プレーヤーでモンゴル語の歌謡曲みたいなのをかけ始めた。
彼は主にスマホを使っているが、車同士は一応トランシーバーも使っている。ただ、無線機はあまり離れてしまうと通じなくなる。

ガソリンスタンドにいた犬が人懐っこかった。が、ここらの犬は野良犬か牧民の犬でむやみに触ってはいけない。狂犬病の予防注射もしてないかもしれないのだ。…というのを、犬と戯れていた初モンゴルの学生さんに伝えず、事後にお知らせしました、ごめんなさい。

南に向かう道はところどころ料金所や検問所みたいなのがある。トラックもたくさん走っている。日曜なのに空のスクールバスが走っているのは謎だった。
道端でスイカを売ってたりもするのだが、撮しそこねた。

スタレックスのドライバーはなんだかとっても飛ばす。他の車とはだいぶ離れてしまったようだ。途中、コンビニみたいなお店のところで車を止めて、横の建物に入っていった。何? 入ってみるとソファーとかベッドがあって誰かのおうちのような…、そしてバスルームが。ここでトイレを使わせていただいた。

南に行く道と平行して線路があり、しばしば貨物列車を見かけた。北はウラン・ウデでシベリア鉄道とつながり、南は北京までいっている鉄路だ。長ーい貨物車両の先に1、2両だけ客車がついていることもある。

道の左右の草原には、放し飼いの牛・馬・羊・山羊がそこら中にいる。もっと南下するとラクダもいる。たまに牛や馬が道を横切っていることもある。その場合は家畜優先、車は徐行したり渡り終わるまで停止したりする。
牛や羊はひたすら草を食べているが、馬はそうでもなく、鉄路や道路の橋の影にかたまっていたり、水たまりに入っていたりする。暑いんだろうな。

お昼は、道路脇の草むらに車を止めて、持ってきた食材でピクニック的ランチ。お湯はその場でカセットコンロで沸かす。今回はなんと料理人のナラさん手作りのハンバーガーだった。すごくおいしかった。
南へむかうにつれて天気もよくなってきて気温も上がってきた。30℃くらい。

サインシャンドまでは舗装道路なのだが、デリカがパンクした。まあ、パンクは普通にあることなので、ドライバーたちはさっとスペアタイヤに換えて20分くらいで出発。

サインシャンドに向かう途中の門のようなゲートは、昔は「ドルノゴビ(東ゴビ)」と県の名前が書いてあったのだが、何故か「サインシャンド」と町の名前になっていた。町の直前の円形ゲートはそのまま「サインシャンド」

サインシャンドのまちなかのスーパーでミネラルウォーターを山ほど買った。これが私達の命綱になる。デリカはタイヤを買いに行った。パンクしたやつと引き換えるのかな。

発掘地へ

シャインサンドから少し走ると舗装道路が無くなってダートになる。その先、道というより轍になるのだが、今回はそちらへいかず、東の道を行った。雨が多いと轍道はぬかるみになって、車がスタックしてしまうからだ。ちょっと遠回りだったが、ところどころ舗装されている「道」だった。途中、石油採掘している場所などあった。ラクダもみかけた。

いつもとは違う道ということもあって、少し迷ってぐるぐるして、キャンプ予定地に着いたときには真っ暗になっていた。

真っ暗な中、各自テントをたてて、カップ麺で夕食をとった。

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